2011年6月15日水曜日
青森県浅虫温泉名産『久慈良餅』

昨日、『久慈良餅(くじらもち)』なるものを食した。
本州最北端、陸奥湾、青森市より北東に15キロくらいのところに浅虫温泉があって、そこの名物菓子らしい。
津軽米にこし餡、砂糖を混ぜてつくった蒸し菓子である。色は薄い小豆色で、ちょっと「ういろう」か「すあま」のような感じだけど、餅というだけあって、もっとモチッとしてこしがあり、なかなか風情のあるお菓子である。
久慈良をどう読むのか、「くじら」クジラみたいだし、渡来系の名前のようでもあり、不思議な響きだと思い、名前につられて食した。
青森県日本海側の鯵ヶ沢の永井吉兵衛さんがはじめたらしい。明治40(1907)年創業だから、100年ぐらい前に遡るらしい。100年の歴史がこの菓子のこしによく出ている。
私はお菓子を食べる時に、食べながら栞を開けて、スミからスミまで読みながら「なるほどなるほど」と確認しながら食べるくせがあるのだ。すると、知らない(旅行ぐせがないので、遠出をしないオタクさんなのです)土地を訪ねて、地図をひらいて、Wikipediaをクリックして、机上の旅をしてしまうのだ。
久慈良餅を食べなければ、浅虫温泉も鯵ヶ沢もどこにあるのかも知りませんでした。
鯵ヶ沢出身のお菓子、さすが舞の海の郷里だけあって、餅もこしがあって力強い。
永井久慈良餅店さん!ありがとうございます。
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