2017年10月14日土曜日

美女と野獣




2017年制作のアメリカ映画。フランスの民話「美女と野獣」を元にした1991年制作のディズニー長編アニメーション映画の実写リメイク版。



ロココ時代のフランスが舞台なのに、「ボンジョール」って言ったかと思ったら、英語のセリフというのがおかしいよね。笑


ストーリーはなかなか複雑で、起伏に富んで飽きさせない。


美女ベルには、フランス人の祖母を持つ英国女優エマ ワトソン(Emma Watson)。彼女の聡明で意志の強い感じがベル役にぴったり。私が一番関心したのが、野獣役のダン スティブンス(Dan Stevens)。こんなにハンサムなのに全編ほぼ毛むくじゃらの野獣役で出ずっぱり。




野獣役のDan Stevens



野獣


この野獣は、魔女に「バラの花びらが全て落ちるまでに、愛し愛されることを学ばなければ、呪いは永遠に解けない」と、とんでもない難題を突きつけられた美しい王子。これって呪われたまま一生を終わる人も結構いそう、、、。



その野獣の容貌が、毛むくじゃらなんだけど、えらく人間を感じてしまう。目元、口元、手、狼に噛まれて負傷した背中も人間っぽいのよ。2006年制作の「毛皮のエロス」、ダイアン アーバスをモチーフにした映画に出演したロバート ダウニー Jr. 演じる毛皮男に似ている。



ロバート ダウニー Jr. 演じる毛皮男


私のお気に入りは、ベルが野獣の書斎で野獣と打ち解ける場面。





王子の家来たちも、チェンバロやら箪笥、時計、燭台、ポット、はたきに変身されている。彼らの動きはまるでおとぎ話そのもので、夢のようなディズニーの真骨頂。
ディズニーは大人にも夢なんです!大好き!




映画の全てが美しく、悲しく、楽しく、ワクワクそして、ディズニー映画の本質、happy end 。 最高のエンターテイメント!



野獣の苦労わかります?



ガストンとルフル

ロシアでは、ゲイのキャラクター悪役ガストンの子分 ル フウ が同性愛の宣伝活動にあたるとして、映画禁止騒ぎになったらしい。