2013年4月24日水曜日

Léon レオン



movie-11Léon


「レオン」って、hard boiled 映画よね? ハードボイルドは私の好みじゃないんだけれどね。
 youtubeでスティングの「レオン」挿入歌『Shape of me heart』を聴いていて、いつかこの映画を観たいと思っていた。
 13才でデビューのナタリー ポートマン(Natalie Portman)の魅力全開!
 未成熟さが、まだふくらんでいないオッパイによくあらわれていました。笑



ナタリー ポートマン


ジャン レノ


 この小生意気でアナーキーな少女と、複雑で悲しい過去を持つ、殺し屋との純愛物語。
 殺し屋(レオン:ジャン レノ Jean Reno)はベッドで寝ない、椅子に座ったまま、片目を開けて寝るらしい。疲れる職業?よね。笑。 この人は牛乳しか飲まないかと思うくらい、牛乳ばかり飲んでいる。このシーンが、彼の変化のない日常生活を象徴している。
リバーシブルな裏側の殺し屋稼業。

 押しかけ女房的共同生活から、悲しい殺し屋の過去を知ることになる、彼の口から。と同時に、押し殺していた彼の人間性に火が着き出す。やはり人間は一人では生きられないのだ。





 二人がゲームと称して、そっくりさん演技ごっこをする。ナタリーポートマンの女優力が証明される場面。13才の少女のマリリンモンローは、タクシードライバーのジュディ フォスターを凌駕していると思う。レオンのジョン ウェインは笑わずにはいられない!真面目な人っておかしいのよね!
 この場面だけが、hard boiled ならぬsoft boiled映画。この部分は全体の悲劇性を更に悲劇的にしている。こういう搦手技法を使う監督の手腕には脱帽!
 
 エンドロールでの、スティングの『Shape of me heart』。なにやらポロポロと涙が出てきてしまった次第です。




原題 Léon: The Professional
監督 Luc Besson
公開 1994

それにしても、スティングっていいな!!!!   I love Sting