いやーあ、新しいアニメーションの登場!
ディズニー制作の『アナと雪の女王』YouTubeで雪の女王が歌うシーンのすごいこと。
とにかくビックリ!
雪の女王はセリフどおりに口をあけている。今までのアニメではだいたいの口パクだったと思う。まるで雪の女王はそこに生きている、歌っている、踊っている、手を差し出している。
一枚一枚の絵コンテから動画をつくるのでなく、まず人間に歌を唄わせ、ドレスを着て踊らせ、その動きをコンピュータでトレースして、人間からアニメの雪の女王を肉づけしているに違いない。
最初にビックリしたのが、雪の女王はセリフどおりに口をあけていること。もうほんとに雪の女王は歌っている。”Let It Go”と。
人間の動画の上に絵をかぶせてつくっている。今までの逆。実物の人間のアナログをコンピュータでデジタル化している。
超リアリズムアニメーション、人間をアニメ化して見せているから、まるで雪の女王はそこに生きているように見える。
フィルムカメラがなくなりつつある現実を、コンピュータで画像を操作する現代を考えると、なるほどこんなこともあるかと、納得できる。
David Hockneyは2006年刊行の『Secret Knowledge』で鏡とレンズの発明が人間の歴史に大きな影響を与えたと解明している。それがカメラへと移り、20世紀にはコンピュータの出現で世界が変りつつある。
大袈裟に云えば、このアニメーションもその変化の一端であるだろう。
だから、youtubeでの再生回数が60,000,000回 (2014年2/20現在1億回突破)をゆうに超えているのである。映画は2013年11月に発表されたばかりなのに、、、。
YouTube 是非 Full Screen で観てほしいわ。
©2001 and 2006 David Hockney
Secret Knowledge Originally published in 2001 by Thames & Hudson Ltd.
Rediscovering the lost techniques of the Old Masters
秘密の知識
巨匠も用いた知られざる技術の解明