2014年3月3日月曜日

ダイナソー Disney - Dinosaure



2000年に公開されたディズニーのCGアニメーション映画。

本作のために「ザ・シークレット・ラボ」を建設し、古生物学者や古生物画家がアドバイザーとして招かれたらしい。恐竜達は“人間のような感情や表情を持ち、言葉を話す”と設定され、恐竜を擬人化した理想郷を探し求めるアドヴェンチャー映画となっている。









舞台は6500万年前の白亜紀末期。卵の状態で巣からさらわれたイグアノドンのアラダーは、キツネザルの一家の手により育てられ、青年期を迎えた。古生物達の楽園とも言える同時代の地球であったが、巨大な隕石の衝突によって環境は激変。未曾有の大災害を生き延びたアラダーとキツネザル一家は、多数のイグアノドンを中心とした草食動物の大群に合流し、豊饒な緑に溢れるという「命の大地」を目指して旅立つ。だが、彼らの背後には、群れを付け狙う肉食恐竜達が迫っていた。   Wikipediaより

 
命の大地に到着したところ


MacOSXをtiger10.4にした時、アプリの中に入っていた『ナノサウルス』という恐竜時代を背景にしたゲームに夢中になった時期があった。(私はゲーム好きじゃないのだけれど、今ハマっているWGTゴルフゲームと『ナノサウルス』は特別) 

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Pangea Software, Inc.が開発した『ナノサウルス』は映像、音楽、攻略法が完璧で一人、白亜紀期の恐竜の世界に侵入し、ある種の恍惚感を体験した。













photo by ©Pangea Software, Inc.
「ナノサウルス」informationより抜粋
時は西暦 4122年、
「ナノサウルス」という種類の恐竜が地上を支配している。人間がおこなった遺伝子実験によって絶滅したナノサウルスは復活し、知能を与えられた。ところが疫病によって人類が滅亡したため、ナノサウルスは自分たちの社会を築いたのだった。
しかし、ナノサウルスどうしの近親交配が始まり、ナノサウルスの社会の存続が脅かされるようになる。そこである 1 匹のナノサウルスが、先祖の卵を手に入れるため 6500万年前の時代に送り込まれた。手に入れた卵を孵化させ、繁殖用の新しい血統にする計画だった。ところが、ナノサウルス社会のさらに極悪非道な集団が、卵を別の計画に利用しようとしていた…地球の支配に血道をあげるナノサウルスの反乱グループはほとんどの卵を盗み出し、反乱グループが支配する、恐竜の繁殖に適した環境の惑星にその卵を運んだ。反乱グループの目的は、孵化した子どもを意志を持たない戦士に育て上げ、地球を支配するための暴動で戦わせることだった。
一方、残った卵のひとつが孵化して新種のナノサウルスとなった。この幼いナノサウルスは、タイムポータルを基礎とする、過去から卵を取ってくるためのワームホール技術を使って、盗まれた卵を取り返し、反乱グループの基地を破壊するミッションに送り込まれたのだった。


ナノサウルスになり、上空から、はたまた地上スレスレを数多の極悪ナノサウルスと戦いながらの卵とりにほんと夢中になったあの頃、笑えるナ! 
パソコンで資料作りを終えて、気晴らしの夢中。全くの『おたく』私って。
大きなブラキオサウルスにぶつからないよう、肉食のカルノタウルスに食べられないようヒヤヒヤ、ハラハラ、ドキドキ。
そんなことを思い出す映画が『ダイナソー』Disney - Dinosaure だった。

ディズニーのCGは完璧で、2000年に制作したものとは思えない。今春上映の『Frozen』(日本題『アナと雪の女王』)もこの映像技術の歴史があるからこそと思える。映画のリアリティは綿密な現実のトレースが必要で、これを怠るとチープな出来栄えとなる。現実に勝るリアリティはありえない。

ディズニー映画の素晴らしいところは、強固で単純な脚本と綿密にトレースされた現実に匹敵する映像リアリズムが完全に一致し、ヒューマニズムが構築されていること。
単純でヒューマニズムに弱い私は、いつもコロッと参ってしまうのだ。また、陶然とする映像にもこころ奪われてしまう。


これはフランス版の予告編、映像が違っててみせます。